ハルエネの評判は?低圧動力No.1と高圧撤退・再開の経緯を検証【2026年】

最終確認日:2026年9月23日

株式会社ハルエネについて、公式情報・国の公表資料・口コミ25件を確認しました。
調べて分かったことを、先に3つだけお伝えします。

どんな会社?
2010年設立、東京・西池袋に本社を置く新電力会社です。法人向けに「ハルとくでんき」を販売しており、販売の多くを外部の代理業者が担っています。

気をつけたい点は?
電力・ガス取引監視等委員会から、2024年と2026年の2回、業務改善勧告を受けています。代理業者の勧誘や書面の不備、他社への切り替えに必要な情報の提供遅れが問題になりました。

結局どうなの?
送電の品質はどの新電力でも同じなので、停電の心配はありません。判断の分かれ目は、契約の入り口と出口です。勧誘を受けたら書面で条件を確かめ、解約時の費用と手続きを必ず確認してから決めましょう。

目次

ハルエネが向いている会社・合わない会社

公表資料と口コミから、向き不向きを整理しました。

向いている会社

  • 低圧の電気代を見直したい店舗・事務所で、書面をきちんと比べられる企業
  • 契約書面の料金と解約条件を、自社で確認する体制がある企業
  • 複数社の見積もりを並べて、条件で選びたい企業
  • 【転職】成果で評価される環境で、新規営業に挑戦したい人

合わない会社

  • 電話や訪問の説明だけで、その場で契約を決めがちな企業
  • 解約や切り替えを、短期間で柔軟に行いたい企業
  • 取引先の行政対応の履歴を重視する企業
  • 【転職】みなし残業のない給与体系を求める人

契約・応募の前に聞いておきたい3つのこと

公表資料で指摘された点を踏まえ、契約や面接の前に確認しておきましょう。

1. 勧誘してきた会社と契約先の関係
勧誘するのは代理業者であることが多い会社です。名刺の社名と契約先が違う場合は、どちらが何の責任を持つのかを確認してください。

2. 期中解約金と、解約時の手続き
書面に記載のない条件で契約させた事案が確認されています。期中解約金の金額と、解約するときに誰へ何を依頼するかを聞いておきましょう。

3.【転職】みなし残業の時間数と、評価の基準
口コミでは45時間分のみなし残業という声があります。超過分の支払いと、クレームが評価にどう影響するかを確認してください。

2回の業務改善勧告を比べると

電力・ガス取引監視等委員会が公表した2回の勧告を、項目ごとに並べました。

項目1回目(2024年4月26日)2回目(2026年5月18日)
問題になったこと他社へ切り替えるための「契約番号」の提供が遅れた代理業者による説明義務・書面交付義務の違反と、代理業者への指示・監督の不足
確認された内容提供に3週間以上かかった事例が606件。他社は当日か翌営業日に提供大手電力と誤認させる説明や「安くなる」だけの説明。書面に契約期間・料金・事務手数料・期中解約金の記載漏れ
あわせて行われた指導代理店が大手電力と誤認させる情報提供をしたおそれで業務改善指導媒介業者J-line(2025年8月まで稼働)に業務改善指導
求められた主な措置遅れの原因分析と社内体制の改善、需要家への周知低圧の勧誘の録音・録画を1年以上保存、代理業者の監督体制の改善
報告の期限2024年5月31日2026年6月15日。その後も2027年4月まで3か月ごとに状況を報告

1回目は契約の出口、2回目は契約の入り口に関する問題です。2年の間に、契約の前後それぞれで改善を求められたことになります。

他社が当日か翌営業日に出す契約番号に、3週間(約15営業日)以上かかっていた計算です。15倍以上の時間がかかっていたことになります。

▶ 出典:電力・ガス取引監視等委員会(2024年4月26日)経済産業省・電力・ガス取引監視等委員会(2026年5月18日)をもとに編集部作成(2026年9月23日確認)

ハルエネの総合評価

5つの観点で、編集部の見方をまとめました。

評価軸評価編集部の見方
電気の供給の安定性★★★★☆送電網は一般送配電事業者が管理するため、停電のしやすさや電気の品質は契約先で変わらない
勧誘・契約の透明性★☆☆☆☆2026年の勧告で、代理業者の説明義務・書面交付義務の違反と、監督の不足が指摘された
解約・切り替えのしやすさ★★☆☆☆2024年の勧告で、契約番号の提供に3週間以上かかった事例が606件確認された
料金・プランの分かりやすさ★★☆☆☆料金や解約金はプランで異なる。「安くなる」だけの説明が問題になったため、書面での確認が前提
働く環境(社員口コミ)★★☆☆☆転職会議は2.73。定時退社の声がある一方、みなし残業やクレーム対応の負担が挙がる

評価は口コミの点数そのものではなく、編集部が公表資料と口コミを照らし合わせて付けたものです。

編集部総評
2年で2回、国から業務改善勧告を受けた新電力です。電気そのものの品質は他社と変わりませんが、代理業者の勧誘と、解約・切り替えの手続きで問題が指摘されました。切り替えを検討する企業は、書面の記載項目と解約条件を自社で確かめてから判断してください。

株式会社ハルエネの会社概要

公式サイトと公表資料をもとに、基本情報をまとめました。

会社名株式会社ハルエネ
設立2010年6月1日
代表者代表取締役 山口 亜里(2022年3月就任)
資本金1億100万円
本社東京都豊島区西池袋1-4-10
小売電気事業者の登録番号A0311
事業内容エネルギーおよびその附帯事業(電力の小売、ガスの取次など)
サービス名ハルとくでんき
グループ光通信グループ(報道による)
従業員数公式サイトに記載なし(転職会議の企業情報では69人)
公式サイトhttps://haluene.co.jp/

▶ 出典:公式サイト(会社情報)経済産業省・電力・ガス取引監視等委員会(2026年5月18日)(2026年9月23日確認)

組織の変化:取次から小売へ、代理業者中心の販売

2016年2月に取次として電力の予約受付を始め、同年6月に小売電気事業者として登録しました。2021年には、おトクでんきとの間で顧客の一部を承継・譲渡しています。

2022年3月に今の代表が就任し、2023年4月に高圧電力の受付を再開しました。2026年の勧告では、複数の代理業者を使って顧客を獲得していることが前提として示されています。

▶ 出典:公式サイト(会社情報)経済産業省・電力・ガス取引監視等委員会(2026年5月18日)

【要注意】情報の食い違い

情報源ごとに、会社の基本情報を照らし合わせました。一致しない項目や、古いまま出回っている情報があります。

項目情報源と記載内容編集部の見方
行政対応の有無当サイト旧版:深刻なトラブルは確認されず
電力・ガス取引監視等委員会:2024年と2026年に業務改善勧告
旧版の記載が誤り。本記事で訂正した
「低圧動力No.1」の根拠当サイト旧版:2022年度実績
同社プレスリリース:2019年7月時点で12か月連続1位
根拠は2019年の数字。現在の順位は確認できなかった
高圧からの撤退当サイト旧版:2021年11月に一時撤退
公式サイトの沿革:記載なし(2023年4月の受付再開のみ)
公式の沿革では撤退の時期を確認できない
本社所在地2019年のプレスリリース:南池袋2-9-9
公式サイト:西池袋1-4-10
移転している。古い資料の住所に注意
資本金公式サイト:1億100万円
PR TIMESの企業情報:1億円
2019年のプレスリリース:9,900万円
時期によって変わっている。最新は公式サイトの記載
サービス名・旧社名2019年:ハルエネでんき
現在:ハルとくでんき
転職会議:旧社名 株式会社BB
名称が変わっているため、検索するときは旧名称も確認を

特に「新電力No.1」の実績は2019年時点のものです。勧誘で最新の実績のように説明された場合は、時点を確認してください。

▶ 出典:公式サイト(会社情報)同社プレスリリース(2019年12月)電力・ガス取引監視等委員会(2024年4月26日)経済産業省・電力・ガス取引監視等委員会(2026年5月18日)転職会議(2026年9月23日確認)

口コミデータの全体像

2026年9月23日時点で、転職会議の社員口コミを確認しました。

媒体総合評価口コミ件数残業(月)有給消化率
転職会議2.7325件20.3時間55%

評価の分布は2点以下が48%で、4点以上は20%でした。件数が少ないため、1件ごとの影響が大きい点に注意が必要です。

口コミを読むときの3つの注意点

1. 社員口コミと、利用者の苦情は別物
転職会議の口コミは働く人の声です。利用者からの苦情は、国の公表資料で「極めて多数」と示されている点をあわせて見てください。

2. 業務委託の営業担当者の投稿が含まれる
正社員ではなく業務委託で営業をしていた人の投稿があります。雇用形態によって働き方や評価が異なるため、属性を確認しましょう。

3. 件数が少なく、偏りが出やすい
25件のうち、同じ属性の投稿者による複数投稿もあります。1人の経験が全体の印象を左右しやすい点に注意してください。

ハルエネの良い口コミ

定時で帰れることと、成果が評価される仕組みを挙げる声があります。

商品企画の社員(2022年頃在籍)からは、ほとんどの社員が定時に帰り、休日出勤もないという投稿があります。3か月ごとの評価で、自分で立てた目標を達成するとボーナスが出るという声もあります。

一般事務の社員からも、基本は定時で帰れるという投稿があります。年齢や社歴に関係なく、行動次第で給与が上がる社風だという評価も見られます。

▶ 出典:転職会議

ハルエネの気になる口コミ

営業の受け止められ方、給与の仕組み、クレーム対応について指摘があります。

胡散臭い営業と門前払いを食らうことがほとんど

法人営業(業務委託)・2024年頃在籍(転職会議)

一般事務の社員(2022年頃在籍)からは、残業代が45時間分のみなしで、クレームを受けただけで査定が下がるという投稿があります。解約の対応が大変だったという声もあります。

いずれも個人の投稿であり、すべての社員に当てはまるとは限りません。

編集部コメント
社員口コミに出てくる「営業への警戒」や「解約対応の大変さ」は、国が指摘した問題と重なります。働く側の声と行政の指摘が同じ方向を向いている点は、契約を検討する企業にとって重い判断材料です。

▶ 出典:転職会議電力・ガス取引監視等委員会(2024年4月26日)経済産業省・電力・ガス取引監視等委員会(2026年5月18日)

口コミを面接の質問に変える方法

気になった口コミは、そのまま面接での質問に変えられます。

口コミで見た内容面接で聞くこと
45時間分のみなし残業固定残業代は何時間分で、超えた分はどう支払われますか?
クレームで査定が下がる評価の基準に、クレームの件数は含まれますか?
業務委託の営業担当者がいる正社員と業務委託の営業で、仕事内容と報酬はどう違いますか?
勧告後の改善勧誘の録音や代理業者の管理は、社員の業務にどう影響していますか?
営業で門前払いされる営業先への説明で、会社として必ず伝えるよう決めていることは何ですか?

答えが具体的に返ってくるかどうかも、判断材料の1つになります。

切り替えを検討する企業のためのチェック表

2回の勧告で指摘された点を、契約前に確認する項目に置き換えました。

確認すること確認する理由
勧誘してきた会社の社名と、契約先(ハルエネ・A0311)の関係代理業者が大手電力と誤認させる説明をした事案が確認されたため
契約締結前交付書面の「契約期間」記載のない書面が交付された事案があったため
「料金」の計算方法と、今の料金との比較「安くなる」としか説明しない勧誘が問題になったため
「事務手数料」と「期中解約金」の金額書面から抜けていた項目として指摘されたため
勧誘時の会話が録音されているか2026年の勧告で、低圧の勧誘の録音・録画を1年以上保存するよう求められたため
解約するときの契約番号の受け取り方2024年の勧告で、提供の遅れが問題になったため

法人名義の契約では、個人向けのクーリングオフなどが原則として使えません。書面を受け取ってから、社内で確認したうえで契約しましょう。

ハルエネについてよくある質問

ハルエネはどんな会社ですか?

2010年設立、東京都豊島区西池袋に本社を置く新電力会社です。小売電気事業者の登録番号はA0311で、法人向けに「ハルとくでんき」を販売しています。報道では光通信グループの会社とされています。販売の多くは、媒介・取次・代理を行う外部の代理業者を通じて行われています。

ハルエネが業務改善勧告を受けたのは本当ですか?

本当です。電力・ガス取引監視等委員会から、2024年4月と2026年5月の2回、電気事業法に基づく業務改善勧告を受けています。1回目は他社へ切り替えるための契約番号の提供が遅れた問題、2回目は代理業者による説明や書面交付の違反と、代理業者への指示・監督が不十分だった問題です。

ハルエネから他社へ切り替えるときの注意点は?

切り替えには今の契約の契約番号が必要です。2024年の勧告では、契約番号の提供に3週間以上かかった事例が606件確認されました。同社は再発防止に取り組むとしていますが、依頼した日付を記録し、期中解約金の有無と金額を契約書面で確認してから手続きを進めると安心です。

大手電力会社のような説明で勧誘を受けたらどうすればよいですか?

その場で契約せず、契約先の会社名と小売電気事業者の登録番号を確認してください。2026年の勧告では、代理業者が大手電力会社と誤認させる説明をした事案が指摘されています。契約期間、料金、事務手数料、期中解約金が書かれた書面を受け取り、内容を確認してから判断しましょう。

ハルエネに切り替えると停電しやすくなりますか?

停電のしやすさは変わりません。電気は地域の一般送配電事業者が管理する送電網を通って届くため、どの小売電気事業者と契約しても電気の品質は同じです。ハルエネを選ぶかどうかで確認すべきなのは、停電リスクではなく、料金の計算方法と契約・解約の条件です。

ハルエネの社員の口コミ評価はどうですか?

2026年9月23日時点で、転職会議の評価は2.73(口コミ25件)です。定時で帰れるという声がある一方、45時間分のみなし残業や、クレーム対応の負担を挙げる投稿があります。件数が少なく、業務委託の営業担当者の投稿も含まれるため、職種と雇用形態を確認して読むことをおすすめします。

まとめ

株式会社ハルエネは、2010年設立の法人向け新電力会社です。電気の品質は他社と変わらず、切り替えに工事もほとんど必要ありません。

一方で、2024年と2026年に業務改善勧告を受け、代理業者の勧誘と切り替え手続きの両方で問題が指摘されています。勧誘を受けたら、その場で決めずに書面の記載項目と解約条件を確かめてから判断してください。

同社は勧告を受けて、再発防止策の徹底を進めるとしています。掲載内容は調査時点のものです。最新の情報は公式サイトと国の公表資料でご確認ください。

株式会社ハルエネ 公式サイト

法人向けの新電力を比べたい方へ
株式会社エネパルの評判・口コミ

この記事について

調査日:2026年9月23日
確認した情報源:同社の公式サイト(会社情報・お知らせ)、電力・ガス取引監視等委員会の公表資料(2024年4月・2026年5月)、同社のプレスリリース(2019年)、口コミ媒体(転職会議)

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この記事の著者情報

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役 内村淳

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。
風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。
ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

著書: 『AI時代のネット風評被害対策』(Kindle出版) ↗

発信活動: ネット風評被害対策に関する情報をnoteでも発信しています。 note ↗

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